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1分で判る伝票モデル

伝票モデルについて・・・
まず、これまでのいろんな手法は常にかなり大きな変換作業の繰り返しだという事実があるんです。
たとえば、何かの情報の固まりからテーブルという正規化された情報への変換とか
何かからドメインオブジェクトへの変換とか
仕事の流れからフラグと状態の管理方法への変換とか、必要な機能から画面の洗い出しでの変換とか
さらに仕様書からプログラムへの変換までいろんなところで変換作業を繰り返しているんです
で、この変換作業そのものがソフトウェア開発の主な仕事であり、バグを生み出すところであり、利用者と用語が食い違うところなんです。


じゃあ伝票モデルはどういうものかと言うと、
伝票モデルというのは、この変換作業を極力減らすという事に注力して生み出された考え方です。
ユーザが持つ情報の固まりは伝票として扱い、仕事の流れはその伝票とユーザとの関係と前後関係を考えた流れ(状態管理)として扱う。
その仕事に必要な画面は伝票とその状態管理から導出できる。
要求を決めるところから設計・実装まで一貫してこの考え方だけで実現できる。
このシンプルな考え方こそが伝票モデルの中核です。
そして、一貫して実現できるからこそ自動生成が非常に有効なわけです。