感想
このBlogでchefを使い始めてほぼ1ヶ月
1ヶ月なので1ヶ月らしい感想をメモ
良いところ
- サーバの追加が楽
新しくサーバを追加しようと思ったときもnodeにchefを入れてchef-Serverからポチポチやってnodeでchefを動かせば完了
これはものすごく楽
サーバの構築のためにログインしてあれこれ持ってきて指定の場所に展開した後、権限変えてパス通して・・・なんて事があほらしくなる
この辺はChef-soloも同じかなぁ〜
- 環境の更新が楽
サーバは一回動かせば後は何もしないなんてことはあり得なくて、パフォーマンス向上のためとかいろんな理由でパラメータを変更したり、アプリをデプロイしたり、パラメータを変更したり、アプリをデプロイしたり、パラメータを変更したり・・・を続ける必要がある
chef-serverでパラメータの変更と管理を一元化すれば、chef-serverでポチポチやってあとは適用を待てばOKと
ウン十台のサーバ管理とかでメンテ時間が限られてるのにいちいちやってられないよ!って場合に最適
- 環境の管理が楽
テスト環境と検証環境と本番環境と・・・みたいな環境毎に当然パラメータが違っててそれを管理しつつ、本番環境のパラメータは色々秘密のパラメータも多かったりするところをどこに置くか問題もchefなら解決
しかも、環境を追加するのも簡単
あと、重要なポイントとしては環境毎にcookbookのバージョンを固定できる!これは何気に嬉しいポイント
本番はこのバージョン、検証はこのバージョン、開発はこのバージョンって事が出来る!
- 環境を一元管理できる
環境定義用Excelシートとかを作るんじゃ無くてChef-Serverで一元管理できる
- 良いところの総評
chef良い!
スケールアウトするほどサーバがあって運用やってる人たちはChef入れると幸せになると思う
駄目なところ
- 判りにくい
ドキュメントが判りにくいというかこんな場合にどう使うのかがイメージが出来ないw
実はイメージできるようになるまでが大変だったのと、マニュアルからの探し方が大変(これは今でも)
逆引きchefが欲しい
- ドキュメントが少ない
絶対量的に少なくは無いんだけど、バージョンが古いとかで使えないドキュメントが結構多い感じ
なので、少ないって事には変わりないけどこれから解決するんだろうなぁ〜って部分
まぁあの変化の激しさに追随できるのか!?てき疑問はあるw
- トライアンドエラーの連続
仕方ない部分も多いけどcookbookを作るのはトライアンドエラーの連続
クラウド環境ならサーバ潰したり、1から再開とか簡単だから良いけどねw
これは慣れとドキュメント次第かな〜
- 定義がめんどくさい
node毎の定義をしようとするといちいち面倒
roleとかならまだ数的に我慢できるけど、node毎はホント面倒なので特殊なパターン以外やめた方が良いレベル
- AWSとの相性が微妙
これは個人的感想
半分AWS環境でやってたので相性が微妙だなぁ〜って思った
環境毎にVPC作ったりしてなるべくIPとかが同じになるように回避するとだいぶ緩和されそうな気がする
AWS環境の良いところはuser dataにスクリプトさえ書けば新規作成時に色々動くこと。
これでchef入れたり、node名指定したり出来る。その後の常駐も可能なので管理目的にログインする必要もほぼ無し
実はnode名指定以外のメリットは無いことも気がついたw
さいごに
chefに限らずだけどインフラ周りをコードで表現できるのはすばらしいね
インフラエンジニアの役割がこれから色々変わるってのは事実ありそうな気がする。まったく無くなるとは思えないけどね