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SIerのガンは営業だという仮説

例えば、ある企業が社内に必要なシステムを独自開発したいと考えたとする。


Aパターン
知り合いの会社、知らない会社などに声をかけて説明をして提案を受ける
提案内容から取捨選択して一つの会社に決めて開発する
ここでエンジニアは営業の裏方さんで登場する以外は全く登場しない


Bパターン
独自にエンジニアを募集(ただし社員じゃ無い)して自社で開発をする
来るのはエンジニアだけどシステム開発の経験と知識が自社に無いと無理なパターン


Cパターン
独自にエンジニアを募集(社員)して自社で開発する
エンジニアを採用するのでその後のコストと開発速度(開発時が一番人力が必要だし)は延びる


Aパターンはさておき、BパターンとCパターンの日本での実現可能性を考えてみる


Bパターンは自社で自社の管理下で開発するにはそれなりの技術知識とPMの能力がそもそも自社に備わってないと相当大変、それ以前にエンジニアの能力をちゃんと見極め出来ないと開発が前に進まない
Cパターンはエンジニアを社員として採用すると日本では何かない限りクビに出来ない
ということで、BとCはソフトウェア開発を自社でやるという相当な覚悟を持った経営者が必要になる。
結構大きい会社なら相当人数のエンジニアを常時抱え込めるけど中小にはまず無理だなぁ〜という感想


そこでAパターンを選択する事になる
何を作りたいか決めて、提案を受けて・・・の流れはエンジニアが入った時点で既に色々決まってる。
エンジニアが新しい知識でベストな選択をしたくても、既に決まってることは覆せない
変えるべきはエンジニアの技術力とかじゃなく、営業活動じゃないのかな。


そんなことを思ったある日のランチでの隣のおじさん同士の会話でしたとさ。