海外のドル建てクラウドサービスを使ってる場合に円安デメリットを回避する方法

この頃ずっと円高だったのが最近微妙に流れの変化を感じる今日この頃。
ドル建てのクラウドサービスを使って、たとえば毎月$1,000かかってる時は1ドル80円なら\80,000、それが1ドル90円になると何もしてないのに\90,000とさくっと1万円ほど損してしまうので、そのデメリットを回避する方法
ちなみに、あまり知られてないだけで違法性は全くないですｗ
あと、海外旅行に行くときにも使える手なのでアメリカに時々行くけど、ドルで入金されることが無い人はメリットあるかも
円高になったらきっちり同じレベルで損するので要注意

準備

ドル建てクラウドサービスの支払いをドル口座からそのまま出金可能なものにする

これはクレジットカードとかにドル建ての支払いをそのままドルで支払えるカードにするとかそういう感じ。
場合によっては銀行口座を開く必要があるから結構時間と手間がかかる
まぁクレジットカードも連携すると珍しいから個人向けだと1個くらいしか見つけれないんだけどねｗ

"デリバリー外為"のキーワードでググって出てくるFX業者のうち慎重に考えて口座を作る

デリバリーって言うのはドルポジションを実際のドルとして口座に振り込むっていう感じでそんなに深く考えなくてもOK。知りたかったらFX業者のページに書いてるからそっちで。
重要なのはデリバリーが1万単位なのか、1000単位なのかってところ。
その単位毎に当然リアルな日本円が必要になるので単位には要注意。最小で1000単位
1万単位だと何社かあった気がする

円高のうちにポジションを持つ

どこが高値かは・・・神のみぞ知るｗ
さらに円高進行すると確実に損するので適当なところで逆指し値注文は忘れずに。

ドルが必要になるちょっと前にデリバリーを申し込む

普通2営業日かかるのと、デリバリーに必要な資金を円で振り込んでおく

あとは振り込まれたお金を使う

これでちょっとだけ円高だったメリットを享受できる！

このやり方のポイント
普通に銀行で円をドルに替えると1ドル1円とかの手数料に巨大スプレッドで銀行がぼろもうけなんだけど、FX業者のデリバリーは手数料が少ない＆低いスプレッドでOKなのと・・・
ここからが重要
先にポジションを立てればポジションを維持するだけのお金(個人向けで最小は4%)で、ドルが必要になる前まで日本円を準備しなくて良い！
でも、まぁさらに円高になると損するんだけどね(凄く大事なので繰り返しとく)

具体的に・・・

たとえば、この先クラウドサービスに毎月平均1,000ドル必要な時
今がだいたい82円なので、銀行を使うと手数料とスプレッドでざっくり 83,000円必要。円安が仮に90円まで進んで銀行を使うと手数料とスプレッドでざっくり 91,000円必要
1年掛けてゆっくり円安が進んでいったとして、平均取得単価87円
両方ともそれ以外の出費はとりあえず無しと仮定する

そこでこの方法を使うと
今の時点で1年分のポジションをたてる。82円*12,000ドル*4%=39,360円が最低限必要なんだけど、とりあえず証拠金として100,000円入れておく(証拠金の金額は適当なので財布事情などから適切な金額を入れればOKだと思います)
毎月必要な金額の1,000ドルをFX業者からデリバリーする。
円安が90円まで進んでるときにデリバリーすると、90,000円＋手数料が必要なんだけどポジションを先に立ててるということで、(90-82)*1000=8,000円はFXの利益分で相殺されるので、必要な82,000円と手数料を入れれば引き出せる。
結果、いつ引き出しても平均取得単価が82円のままで固定される。あと先に入れてた証拠金の100,000円は必要なくなったら引き出せばOK
1年掛けてゆっくり円安が進んでいったとして、1年で差額分約60,000円が利益になると。

損するパターンも
円高が75円まで進むと、(75円-82円)*12,000ドル=-84,000円で激しく損するので要注意
円高が80円まで進むと、(80円-82円)*12,000ドル=-24,000円でやっぱり損するので要注意
このやり方の場合、ガンガン円高が進みそうだ！って時はさっさと損切りして円高の山場をゆっくり待つのがお勧め。そうしないと証拠金を全部失う可能性もあるので。

まぁ大企業だと普通に外為取引でやってるはずだけど、中小企業とか個人向けでも十分使えそうな感じになってたし、AWSって円建てないからね〜
最も重要なこととして・・・
損しても苦情は一切受け付けません。自己責任でどうぞ
あと、ちょっと前まで某証券会社に居たけどその会社とこの記述は一切関係ありませんｗ
＃なんだろ・・・普通の先物の説明っぽいぞ・・・きっと気のせいだｗ